ファンとアイドルの交信



さてガキさんになんてメッセージを送ろうかな。

アイドルに手紙など送るようになるなんて…

たしかにヲタとして至極当然の行動ですが、不思議な感覚です。


応援・お祝い・感謝・ライブなどの感想等、メッセージの内容はいろいろあります。

ひっくるめてファンレターというと今日は決めておきます。

もちろん、ファンレターには嫌な内容のものもありますけど、大抵は純情な感情の表現なんですよね。


私が一般人だった頃、芸能人(アイドル)と一般人との間には分厚い壁が存在していると思っていたので、

そんな自分の気持ちを伝えようなんて考えたことはなかったです。

ファンレターって誰が書いてんだろう?って感じ。他の惑星の別の生命体の話でした。


それが、今や自分が書こうとしています。

きもい自分がいとおしい。いやキモい。

でもいいや。


そもそもヲタとアイドルの関係は、濃密なんですか。

ヲタがそう思いたいだけなのかもしれません。

だって、本来アイドルってイメージを売るから私生活みせないし、

ヲタは熱い想いで応援してるけど、それは距離とは関係ない。


じゃあ薄いのか。否。

ファンレターはものすごい濃いコミュニケーションツールです。

相手から返事が来ないことは…あるんですが('A`)


たとえ、マネージャーに検閲されても、いくつかのファンレターはかならず本人に届いているはず。

握手会というコミュニケーションがありますが、ほんの数秒の会話ですよ。

握手というリアルな接触は衝撃的なコミュニケーションで楽しいですが、

私は、気持ちを全部伝えられるファンレターのほうが、濃密なコミュニケーションだと思います。


だから、「ファンレターを書いて、送って」というのはすごく意味のある行動なのかもしれませんね。

私たちヲタ(ファンでもなんでもいいけれど)は、いつもアイドルに元気をもらっています。

彼女が私たちの人生に何らかの影響を与えているのです。


で、ヲタはもらってばかりではない、ファンレターで意思表示ができるのです。

おおげさにいえば、今度はヲタがアイドルの人生に影響を与えられるかもしれないのです。

そう考えると、ファンレターってコミュニケーションなのだなぁと思います。

どんな言葉でも、短くてもいい、結構彼女たちも嬉しいのではないかと。


さっき、返事がこないことがあるって書いています。じゃあ一方通行な関係なのかといったらそれは違う。

これは、アイドルという職業柄が、アイドルが誰かのものになると商売にならないことが原因だと思います。

『みんなのアイドル』でなければならないからです。