ちょっと一息〜アルバム『約束』レビューみたいな




約束のType-Cをかけながら読んでみて下さい。

1. Intro


宇宙空間ですね。それからノイズ入りレコード風にジャズ。

まったくこれはお洒落な大人の女子流ワールドへのイントロダクションとなってます。


2. Bad Flower


1の最後でギターがグジャー!と重い音を書き出した途端、

スタタタッ!ドラムの軽快な破裂音でロックな女子流が幕開けだ。


歌いだしは新井ひとみちゃんのソロパートから。

オールマイティーな歌声というべき声。

声質はまだ少女なんだけどもう大人な安定感あるピッチ。


1番の最後も新井さんの「胸の奥で狂い咲いてる♪」でバッチリ締めてる。

もうかっこいいし美しいよ。

ある意味一番完璧な偶像なのひとみちゃんは。


小西さんが上手いのはわかってるから、

あえて言おう新井ひとみが女子流の華。悪の華となったひとみに惚れた!


3. 追憶 -Single Version-


こういう曲はまだ女子流ちゃんには背伸びしてる感あるね。

恋の記憶を追っかけながら声だけでこちらの心揺さぶるには若いかも。


俺の記憶に恋の追憶領域があまりに少ないってのもあるかもしれない。

聞き手の恋の思い出が重なってこの曲が聴ければ味わいは格別になりそうです。


ここで聴き所は未夢ちゃんの未完成な歌唱だったりする。

なんとサビのもっともエモーショナルな箇所を未夢ちゃんが任されているのだ!

「今ここで全てを失くしてしまえば」

ああ、素晴らしい。今の未夢ちゃんしかできん響きに酔いしれる。

それは未完の果実の未完の歌唱。おいしい…マジです。


4. ディスコード


トランスフォーマーのエンディングなのでめっちゃ機械的で空中敷設ハイウェイを滑走するマシーンを連想するメロディー

真夜中の高速道路でアソコ濡らしながら聞きたいロック。

アイドルヲタの80%が嫌いなギターソロをこれでもかこれでもかと鳴り響く。


そもそも彼女らダンスアンドヴォーカルグループだってね。

俺はこういうの大好きなんで文句言ってるひと見ると笑ってるよ。


5. それでいいじゃん


地味に裏で聴こえるスラップベースがめっちょカッコいいよな

それにひとみんの甘いけどはっきりした声とつやつや甘い中江さんの声

中江さんの歌声は不安定の中で生まれる安定した色艶が魅力。

そしてグループ一のハイトーンの持ち主。斜めってていいな。

声が「かぶいて」るね。

クリスタルのように少しずつ角度を変えて七色を反射する原石みたい!


ていうか純粋に中江さんが好きなのよね。


6. 大切な言葉


このアルバムでもっともアイドルソング

でも間奏のスラップとかめっちゃくっちゃお洒落だしかっこいい。

結局女子流かっこいいことになってる。


7. 月とサヨウナラ


吹奏楽部のトランペッターとしてはバックの華やかな管楽器音に注目していただきたい。

あ、中学校の部活ですのでw


このジャズ曲はもちろん一番光ってるのは中江さんだべ。

特に2番のBメロ「瞬く 無表情な夜」ってとこびっしょだよ。艶ありすぎの声♪


8. 幻


中江さんの次期エースを予感を抱かせるソロの多さ。

加えて、未夢ちゃんのハイトーンという珍しいものが聴けてうれしい。

「堕ちていく 熱いひと雫」

ふー。ぎりぎりの苦しそうな高音域って愛おしいなぁ。


これが将来、上達したときを想像しても楽しみなばかり。

これ一番好きな曲だわー


9. Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜


懐かしいなー。いい曲が歌い継がれる。まったくもって正しいね

あらまた未夢ちゃんの赤ちゃんみたいな声ね。かわいい。

それに中江さんかっこいい!おじさん腰が逝くまでダンス!ダンス!


10. ふたりきり


英語って私が「I」あなたが「You」

どっちも一文字で書けるし一語で発音できるというとこがいいね。


「とびきりの大きな声で叫んで

届けたい I I I I I」

「受け止めて U U U U U」


こだまのようにさざなみのように心に響くの癖になってくる


11. LolitA☆Strawberry in summer


おとなっぽ過ぎるだろ〜って思っていた昔。

しかしすでにこのアルバムの中では普通。

イントロが麦畑で落穂拾いかってくらい穏やかな感じでスタート。

しかし直後、スペインのフラメンコみたいなパッション溢れるギター


荒ぶるギターにのっかって女子流のロックバージョン「LolitA☆Strawberry in summer」の幕開けである。


去年の初夏これ聞いたときオリジナルのほうがいいじゃん!って泣いてた記憶。

でも、武道館で聴いて、アルバムで聴いてその思いも徐々に払拭されつつある。

これはこれでいいのかも。


自分の凝固した音楽脳を解体してくれるサウンドでした。

美少女の微笑で微細に描かれた美の世界にロックも糞もあるか。

力強さと美しさは共存する。むしろどちらか一方だけのときより強大なのだ!


12. 約束


おうふ!小西さんやっぱりすごい。

サビ「もう一度ここから僕達の旅が始まる」の余裕綽綽の強い高音あっぱれ!

本当の職人はすごいことを苦もなくこなしているように見せるし魅せるもんだよね。


小西さんは評価しなくても勝手に上手いからあまりほめてなかった。

上手くても当たり前って感じで感動したっていう感想言い忘れてましたw

でも「約束」のあぁちゃんはやっぱすんげえわ!


俺いつも間奏のギターがいいとかAメロおされとか言ってて斜に構えてるけど、

この曲は普通に「サビ」がいい。これ重要。

突き刺さって突き抜けるなーメロディーが。ふふふ


13. Outro


ここはクラシックとかで意表ついてもよかったんじゃないかな。

欲を言えばね。

締めとして、超絶衝撃的に大人なジャズとかもおもしろかったかな。


14. ヒマワリと星屑 -English Version-


カラオケで洋楽歌うとしぬよね。口が回んない。

日本語と全然違う筋肉使うから慣れないと歌詞にすら聴こえなかったりする。


その点、女子流ちゃんたち一生懸命の努力が感じられる。上から目線かなw

発音だけじゃなく、歌なので韻を踏んだりしてて、リズム感も重要になってくるよね。

特に上手いのは新井さんかな。聞き取りやすいけど英語っぽい。

専門じゃないからわからないから声の通りのよさも大事なのかな。

とりあえず子音とかうまい。


15. 月とサヨウナラ -Royal Mirrorball Mix-


クラブで聴きたいよ

私はスカイツリーの最上階で恋人と…泣

音のゴージャスブレンドだよ。心地よいね。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

女子流が大好きなみなさんとお酒を飲みながら語りたい!

けどなかなか会えないという気持ちからブログに書きました。


30年後に検索で引っかかったら何言ってるかわからない文章ですが、

ちょっとでも共感していただけたり発見があったならこれ以上のしあわせはないです。


感想があったらどうぞコメントで。

リプも大好き。