AKBINGO!〜10年桜PV〜
AKBINGO!で「10年桜」のPVが公開された。
衣装はちょっと個性的。制服に歌衣装のテイストを備えたもの。
卒業式当日のデコレーションをイメージした教室。
原色の飾りつけと空騒ぎの女子。
そして、どこかへ向かうバスのシーン。とても楽しそう。
バスを降りていく子。見送る子。
卒業とともに、それぞれ一人旅立つことを暗示した分かり易い展開。
なんと言っても最後のシーンが印象的。
みんなが降り切って、残るのはあっちゃんとたかみな二人。
あっちゃんがたかみなの肩に寄りかかって寝ている。
バスが止まったのに気づき起きると手にはノートの切れ端。
あっちゃんがバスの外を見る。
たかみな、手を振らない。あっちゃんも手を振らない。
そして、たかみなアップで終了。頬に涙伝う。
語らずして、歌と映像で無限のストーリーを語るすごいPVである。
たかみなが残した切れ端の一節。
今まで、色々なことがたくさん、
ホントにたくさん起こって、何度もくじけそうになって、
学校にも行けなくなりそうだったけど、
そのたびにみんなが支えてくれて、はげましてくれ…(以下判読不能数文字)
一緒に、卒業できたのだと思います。
(一部省略)
これからは、すぐには会えなくなるけれど
みんなのことは忘れません。
もし出来るなら、みんなが私のことを覚えていてくれたら、
…10年後にまた会いましょう
この子に何があったのか、それは見るものの経験から一つとして同じものにならない。
俺は勝手にたかみなが苛められっ子で、あっちゃんが一度助けて親友になった。
って脳内設定で見てます。
あっちゃんが助けたのは一度だけで、いじめはすぐにはなくならなかった。
でも徐々に回りもいじめに加担しなくなり、いつの間にかいじめがあったことも忘れてしまっていた。
たかみなのなかでは、最初に助けてくれたあっちゃんにだけ、メモを渡したシーンである。
ああ、自分で書いていて目頭熱くなるよ。
今回のPVは、初めは不特定多数の女の子の卒業風景から入って、
たかみなとあっちゃんの扮する女の子の固い絆へとズームしていく。
繰り返し鑑賞すると、味わい深い作品の世界に入っていけるだろう。