第43話〜起立、礼、着席。
今から約7年前、2000年秋にある深夜ドラマを見ました。
六年後、この女の子のヲタになるとは考えもしませんでした。
从‘ 。‘)<ガラガラガラ(引き戸の音をまねて)
授業中 ずっと思っていた
校庭が教室なら 授業はもっと面白い
私の席は このあたり
(ここで『夕暮れ』が流れ始める)
いつも窓際から 校庭を見ているだけだった 机と椅子も 連れ出して
校庭の真ん中に 教室を作ってみる
ドキドキする
違った場所で するだけで
同じことも ドキドキする
起立! 礼! 着席!
かつて、テレビ東京の深夜枠にわずか5分間のミニドラマがありました。
登場人物あややのみ、あややがナレーション。
美しい映像で淡々と綴られていくある転校生の少女の日記。
あややのナレーションはやはり幼い声ですが、台詞の部分は今とさほど違いはないですね。
>校庭が教室なら 授業はもっと面白い
そうそう、中学生のときは授業中、息苦しさを絶えず感じでいて、
いつも外を眺めていました。
ここでBGMで使われている『夕暮れ』は『トロピカ〜ル恋して〜る』のカップリング曲です。
せつない旋律がこの情景にぴったりとマッチして、感動的ですらあります。
逆光になって霞んでいるあややのシルエットが絵画的でいいですね。
最後のカットでは、主人公の女の子の机の場所がぽっかりと開いている映像が流れます。
学校では、自分の机と椅子だけが自分の居場所なのであり、存在の証という感じだと思います。
それを自分で動かす。
自分の位置、存在を開放された空間に移したということなんでしょうか。
日々の出来事の回想というコンセプトであるから、全編に亘り静けさが感じられます。
転校生の日記ということで、やや感傷的な雰囲気が漂うのでしょうか。
いわゆるあややスマイルはほとんどない。逆にちょっと暗い印象がありました。
あと、なんかちょっと謎めいた感じがあって、当時の私の好みにもあってましたかね。
松浦亜弥という人を知らないで、単に深夜番組をダラダラ見ていました。
でも、なんか印象的だったんですよ。記憶の底に残っていました。何かが。
去年、中古でこのDVDを買って、見たらすぐに思い出したんですから。
あっ!この回の放送は昔見たなってww
このころすでに、あややにひと目惚れしていたわけか…
でも、自分の気持ちに気づくのに6年かかるって、どんだけ〜(ノ∀`)
『美・少女日記』 第43話 起立、礼、着席。
私があややを初めて見た記念の回として、今日ここに記録します。